出産レポ②
6月2日水曜日13時00分
午前中で仕事を一旦切り上げ、軽めの昼食を二人でとり、義父母へ挨拶してから、13時に間に合う様に早めに出発。自営業なので夫婦二人で店を空けるワケにはいかないところですが、今日は違います。
義母や従業員に仕事任せていざ。
「まぁ今日入院してもいつになるかね」
なんて義母に言ったりしたけど、本当にそうだった。
入院手続きを終え、コロナ感染対策もあり、旦那はデイルームまで。
そこからは、一切の面会禁止。立会いも禁止。
赤ちゃんには一度だけ会えます。
何をするのか具体的に分かってないまま、
大部屋へ通される。
とりあえず、陣痛促進のため、今日は子宮口を開く処置をまずやります、と。
フーン。
薬か?点滴か?バルーンか?
ここではまだ何もよく分かっていない私。
質問ありますか?と聞かれても、何を聞いていいのやらピンとこない。
夕方、早速処置室へ向かう。
「いじったりするので、ナプキン持っていってね」
この一言で「え、何するんや」と一抹の不安がよぎる。
処置室に通される。
まずは内診。はいはい。そりゃそうですよね。そっからですよまずは。
グリグリ。
痛っっってぇ!!!
これまでの内診とは力加減が違う!
「私も診まーす」
また別の先生がグリグリ!!!
足が飛び跳ねましたよ。
カーテン越しで今何をされているのかが全く分からない。
器具がガシャガシャ鳴る音。
先生方のヒソヒソ話し声。
何かが突っ込まれていて痛い。
全然開いてない、ということは雰囲気で分かる。
「Mじゃなくてさ、Lある?」
とりあえず何か大きいものを探しているようだ。
ちょっと待ってくれ、今、結構すでに痛いけど、大きなもので何をどうするのか。
「では入れていきますね〜!」
!!!
イッッッターーーーーーイ!!!!!
キーンと子宮とか腰とかに響くような痛み。
顔が歪む。
足がビンビン跳ねる。
何か知らんけどめちゃくちゃ痛い。
「今7本でーす。あとはM3本ですね」
先生と助産師さんが話している。
おい、7本も何を入れた。そしてあと3本も入れるのか。痛い。
処置室の天井のウニョウニョした柄と、何か医療器具を繋ぐための栓とを交互に見ながら耐えるしかない。
大丈夫?なんて助産師さんが顔を覗かせるけど、今の私の顔面は、鬼の形相に違いない。
予期せぬ激痛にグッタリ。
後で半泣きで調べたら、エンピツみたいな棒を10本も入れられたみたいですね、はい。
それが膨張して子宮口を広げるみたいです。
言うといてくれ〜
これは出血するわい。
この日は、陣痛促進剤などは使わずに、明日まで様子を見るとのこと。
翌日の9時にはその器具を外すようです。
ああ、びっくりした。
呑気に入院バッグにお菓子詰めてた自分に言ってやりたい。
遠足じゃねーんだぞ...
入院二日目以降は出産レポ③へ続く。